入稿マニュアル動画

質の高い同人誌制作のために~入稿時の注意点~

質の高い同人誌制作をスムーズに行うためには、発注内容や入稿時に不備(ミス)を少なくし、確認作業をできるだけ少なくすることが重要です。確認や再入稿を繰り返すと、完成に遅れが生じるばかりでなく、作品の質の低下にもつながります。

また、お客さまとしては、〆切の繰上げや料金アップも気になるところですね。追加でのご連絡や料金加算を必要せず、よりよい同人誌を作るためには、作家さんの入稿前のゆとりを持ったチェックが不可欠です。ここでは、よくあるご発注・ご入稿時の不備をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

こんなミスが多発しています!

ご発注時の不備 入稿後に見つかるミス

ご連絡先

連絡先として、最低でもメールアドレスはお伝えください。TwitterやpixivなどのSNSのIDは連絡先として不十分です。

文字切れ

背幅を計算されずに作成された原稿でよく起こっています。表紙・本文ともにご注意ください。意図的に見切れるデザインにしている場合は、注釈などであらかじめお伝えください。

発注内容と入稿データの相違

ご発注いただいた内容と入稿データの相違があると、印刷・製本作業を進めることができません。仕様の記入漏れ、ページ数の数え間違いなどが頻発しています。

トンボ

トンボがない、トンボのサイズが違う、トンボがつぶれている、塗り足しがないなど、基本的な部分でミスが発生しています。

奥付

本の内容にかかわらず、商品としては奥付が必要です。商品の責任の所在を明らかにするために重要なポイントとなりますので、次の4点は必ず記載してください。
(1)発行年月日 (2)サークル名・著者名
(3)発行者連絡先(メールアドレス可)
(4)印刷会社

入稿前チェックシート

下記は最低でも守っていただきたい入稿ルールです。入稿前に今一度ご確認ください。

縮尺は100%になっているか

ファイル形式はPSD・EPS・AI・PDF・TIFFのいずれかになっているか

表紙・本文の解像度・カラーモードは適切か

ファイル名は半角英数字か

ノンブルとファイル名の番号はそろっているか

ノンブルのテキストに間違いはないか

文字はアウトライン化(Illustratorの場合)されているか

レイヤーが統合(Photoshopの場合)されているか

注釈はそろっているか(白紙ページや意図的な表現には付けてください)

※Adobe Illustrator、Photoshopは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。

【成人向け表現について】

児童ポルノ規制法案など、状況は刻一刻と変化しています。以前は「可」とされていたものも、現在では「不可」と判断されるケースが少なくありません。十分ご配慮のうえで創作活動を行い、発行責任を果たしていただきますようお願いいたします。

STARBOOKSの成人向け表現修正について

当社での成人向け表現の修正は、基本的にお客様の自己責任でお願いいたしております。
また修正の基準は、その作品の頒布先(イベントや書店など)の基準に準拠します。

  • 現行法令に則って、発行にリスクがあると判断される場合は、内容の確認連絡を差し上げる場合がございます。
  • 成人向け表現の修正に関しましてはお客様側での修正をお願いしております。当社にて修正を行うことはございませんので、予めご了承ください。

原稿作成マニュアル

原稿を作るにあたっての注意点などが記載されています。
作品をより良く仕上げるために必要な事が書かれていますので、是非お読み下さい。

データ形式について

対応形式・アプリケーション表

アプリケーション バージョン 保存形式(拡張子) 備考
Photoshop CS5まで PSD(.psd)
EPS(.eps)
TIFF(.tif / .tiff)
レイヤーが複数ある場合は、「画像を統合」してください。
不要なアルファチャンネルやパスは削除してください。
また、印刷不要なレイヤーは、非表示ではなく削除してください。
※ 箔押しなど、特殊加工がある場合を除く
Illustrator CS5まで AI(.ai)
EPS(.eps)
フォントはアウトライン化し、不要なパスは削除してください。
また、リンク画像は必ず埋め込んでください。
「PDF互換ファイルを作成」にチェックを入れてください。
InDesign CS5まで PDF(.pdf) PDFに変換が必須です。
また、フォントは全て埋め込んでください。
Word - PDF(.pdf) PDFに変換が必須です。
また、フォントは全て埋め込んでください。
ComicStudio他、
画像編集ソフト
- PSD(.psd)
EPS(.eps)
TIFF(.tif / .tiff)
PSDなどの一般的な画像形式に変換が必須です。
また、レイヤーが複数ある場合は、「画像を統合」してください。

チェックポイント

  • 入稿用のデータは、不要なレイヤー・チャンネル・パスをできるだけ削除する。
  • 一般的な画像形式で入稿する。

データ形式が特殊なものだったり、不備がある場合は、ご連絡をさしあげることがあります。
原稿をきれいに、正しく印刷するために、ぜひご協力ください。

ファイル名の付け方

文字化けを避けるために、ファイル名は半角英数字を使用してください。
また、解凍出来ない場合がありますので、_(アンダーバー)以外の記号は使用しないでください。
当社オペレーターに「これが何のファイルであるか」が伝わるようなファイル名をつけてください。

チェックポイント

・ファイル名は「半角英数字」と_(アンダーバー)を使用し、面付け順と部材が分かるようなものにする。

例)同人誌用ファイル:

  • 『hyoushi.psd』(見開き表紙) / 『h_1.psd』(表1) / 『h_4.psd』(表4)
  • 『01_kuchie_1.psd』(口絵1ページ目) /『02_kuchie_2.psd』(口絵2ページ目)※ 全体の通し番号を入れてください。
  • 『01.psd』(本文1ページ目) / 『02.psd』(本文2ページ目)
  • 『03_color.psd』(本文3ページ目・カラー印刷)
  • 『nisu.psd』(厚盛りニス) ...等

例)1つの作品データ内で、拡張子が混在している場合:(全20Pの本文データ例)

  • 1~2Pがpsd形式: 『01.psd』『02.psd』
  • 3~18Pがpdf形式: 『03_18.pdf』
  • 19~20Pがpsd形式: 『19.psd』『20.psd』
レイヤーとチャンネル、パス

印刷しないレイヤーを「非表示」にしたまま入稿したり、Photoshopで原稿作成中につくったパス・アルファチャンネルをそのままにしていませんか?
箔押しなど、特殊加工がある場合を除き、レイヤーは統合、アルファチャンネル・パスは残さないようにして下さい。
印刷不要部分を非表示にしての入稿は、事故の元となりますので避けてください。

チェックポイント

  • レイヤーがある場合は、必ず「画像を統合」してください。
  • 不要なチャンネルやパスがある場合は、削除してください。(※ ともに、加工などで必要な場合を除く)
レイヤー統合
レイヤー統合
 「表示レイヤーを統合」すると、非表示レイヤーは非表示のままデータに残ってしまいます。
箔押しなどの加工がなければ、「画像を統合」するようにしましょう。
アルファチャンネル
アルファチャンネル
 上の画像はCMYKモードの場合です。
RGBモードの場合、個別のチャンネルは「レッド」「グリーン」「ブルー」となります。

チェックポイント

SAIなどのレイヤーは、Photoshopで開くと若干効果が変わるものもあるようです。そういった不具合をなくすためにも、グッズ作成や特殊加工等で必要となるレイヤー・パス等でないものは全て統合しましょう。
Illustratorなどではパスによるオブジェクトが殆どですが、不要なデータをできる限り削除する、という点では同じです。

原稿サイズと解像度

サイズ一覧表

お申し込みの本のサイズを確認の上、原稿を作成してください。
きれいに本を仕上げるためには、「塗り足し」が各辺3mm以上ずつ必要です。

B5 A5 新書 文庫
イメージ

B5

A5

新書

文庫

正寸サイズ
(仕上がりサイズ)
天地(縦) × 左右(横)
257mm × 182mm
天地 × 左右
210mm × 148mm
天地 × 左右
175mm × 105mm
天地 × 左右
148mm × 105mm
原稿サイズ
(塗り足し3mm)
263mm × 188mm 216mm × 154mm 181mm × 111mm 154mm × 111mm

上記の表は、本の出来上がりサイズの表です。
ですので、本文原稿・単ページの場合は、表の数字をそのまま原稿サイズとしてください。
見開き・表紙・カバーなどの場合は、上記のサイズとは変わってきますのでご注意を!

チェックポイント

  • 塗り足しは、仕上がりサイズに必ず各辺3mm以上ずつつけましょう。
解像度

カラー印刷・モノクロ印刷それぞれに適した解像度があります。

モノクロ印刷 カラー印刷
設定画面 モノクロ印刷 カラー印刷
解像度 600dpi(600pixel / inch) 350dpi(350pixel / inch)

チェックポイント

  • カラーは350dpi、モノクロは600dpiでデータを作成するようにしましょう。
  • 解像度を設定するときは、原稿サイズが正しいかどうか確認をしてください。
サイズ計算スクリプト

原稿サイズってどう計ればいいの? という方はこちらのスクリプトをご利用ください。

サイズ 備考
版型
天地 mm  ×  左右 mm
  • 特寸の場合はサイズを入力してください。
背幅 mm
  • 背幅は各発注フォームにてご確認下さい。
折り込み mm
  • カバーをご利用される際は折り込みサイズをご入力下さい。
  • 左右仕上りサイズ未満でしたら自由にご指定いただけます。目安は仕上がりサイズの3分の2くらいです。
表紙 天地 mm  ×  左右 mm
  • 実寸+塗り足し各辺3mmを含むサイズです。
本文 天地 mm  ×  左右 mm
本文見開き 天地 mm  ×  左右 mm
カバー 天地 mm  ×  左右 mm

※ 塗り足し3mmの部分は断裁時に落ちますので、テキストや重要な絵柄は配置しないようにデータを作成して下さい。

原稿サイズの測り方
表紙原稿 表紙原稿

表紙の原稿には、四方各3mmずつの塗り足しと背幅分を考慮したサイズが必要です。

カバー原稿
(オンデマンドノベルズ用)
カバー原稿(オンデマンドノベルズ用)

カバー原稿には、四方各3mmずつの塗り足しと背幅分、及び折り返し分を考慮したサイズが必要です。
折返しサイズは左右仕上りサイズ未満でしたら自由にご指定頂けます。(目安は仕上がりサイズの3分の2くらいです)
表1・表4のデザインは、折り返し側に少しはみ出るようにすると、仕上がりがきれいです。

本文/口絵原稿 本文/口絵原稿

本文/口絵原稿には、四方各3mmずつの塗り足しを考慮したサイズが必要です。
実際にはノド(内側)分の塗り足しは必要ないのですが、奇数ページと偶数ページで左右が入れ替わったりと紛らわしくなるため、一括して四方3mmとさせていただいております。
なお、見開きで作成される場合には、内側の塗り足しを考える必要はありません。
※ PDFやIllustratorデータの場合は、見開きではなく単ページで作成して下さい。

チェックポイント

  • 作りたい本の「天地」「左右」「背幅」の長さによって、原稿の大きさが決まります。
  • 背幅は、ページ数や使用している用紙の厚さによって異なってきます。

セット商品は、各商品のページに背幅を記載してありますので、そちらをご覧下さい。

原稿用テンプレート

テンプレートについて

テンプレートデータには、レイヤーが配置されています。各レイヤーについては下記のようにご利用下さい。

レイヤー 使い方
説明レイヤー テンプレートの使用方法が記載されています。入稿する際は必ず削除して下さい。
トンボレイヤー 仕上りと裁ち落としの目安です。
このトンボの範囲内でデザインして下さい。入稿時は背景レイヤーと統合してご入稿下さい。
背景 実際のデザインはここで行なって下さい。
作業用のレイヤーを作成しても構いませんが、必ず背景とトンボレイヤーの間に作成し、入稿時には全てのレイヤーを統合して下さい。
テンプレートデータ

表紙用テンプレート

B5・A5サイズは背幅1mm~5mmまで1mmごとに対応した5種類と、15mmまでに対応したものを合わせて6種類ご用意しました。
また、ノベルズ用(新書・文庫)サイズは1~10mmタイプと11~30mmタイプがございます。
それぞれ対応したテンプレートをご利用下さい。

本文用テンプレート

本文用は、通常の1ページサイズのものに加え、見開き用のテンプレートもご用意しました。
ページ構成にあわせて、両方を組み合わせてご利用いただけます。

作業前に、問題なく保存できるかご確認ください。

万一、保存の際にエラーが発生する場合は、こちらの旧テンプレートもお試しください。
※ 一部CSより前のPhotoshopをご使用の場合、エラーが発生する場合があるとのご報告をいただいています。
※ 現在対策を検討しております。もし不具合等ございましたら、ご連絡ください。

...作りたい本の版型を選択してください。

チェックポイント

  • テンプレートの大きさ・比率・解像度は変更しない。
  • 用途に合ったテンプレートを使用する。 (背幅は各申し込みフォームなどでご確認ください。)

プラス情報!

表紙データの場合 …補足

例えば、背幅が3.5mmならば4mm用テンプレートをご利用下さい。5mmを超えて15mm以内の場合、「~15mm」用テンプレートをご利用下さい。背幅は各お申し込みフォームにお見積とともに表示されますので、そちらをご確認下さい。

フルカラー原稿のカラーモードについて(表紙およびフルカラー本文)

カラーモードはCMYKになっていますが、作業環境に応じてRGBに変換してお使い下さい。
その場合、入稿時にはCMYKモードに戻してご入稿下さい。
Photoshop elementsなどCMYKモードがないアプリケーションをお使いの場合は、そのままRGBモードでご入稿下さい。ただし、弊社でCMYK化されて印刷されますので、モニタ上で作業されていたものとは色味が変わってしまう可能性がございます。

データの作り方がよくわからない・・・という方は 「データチェック編」をご覧ください!

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